次の時代のトンガルマンへ向けて。
皆で造った、笑いと思い出が溢れる10周年イベント

2022年2月22日、トンガルマンは記念すべき創立10周年を迎えました!

トンガルマンは2012年2月22日に創業された、スマホアプリやWeb、VR/AR/MR、IoT、IoTデバイスなどを駆使したアイディエーションや企画、クリエイティブ、システム開発を事業領域とする会社です。
この10年間、一点突破をキーワードに、クライアントを含むプロジェクターメンバー全員が「協創を面白がれる」よう意識をし、おもしろいことには何でも挑戦してきました。

新しいメンバーもたくさん増え、会社を支えてきてくれたメンバーにとって一つの節目であるこの日に、皆で記念のお祝いをしたいという思いから未経験広報の私が社内イベントを企画させていただきました。
イベント企画を立候補して2ヶ月間、色んなメンバーに支えてもらいながら企画したレポートとしてここに綴っていきたいと思います。

目次

  1. 会社を支えてくれたすべてのメンバーに「楽しくリフレッシュ」して欲しい
  2. 10年間で見つけたたくさんの心の芽
  3. 絵しりとりで味がある画伯を発掘しよう
  4. アイデアソンで「トンガルマンらしさ」を追求
  5. のんびりもワイワイもリフレッシュも!トンガルパーティー会場はオンラインにあり

会社を支えてくれたすべてのメンバーに「楽しくリフレッシュ」して欲しい

この日は、10年目というトンガルマンにとって一つの大きな節目の日。
創立から長年支えてきてくれたメンバーの中には、10年目であるこの日を感慨深いと感じる方も少なくないはず。新しいメンバーも沢山増えてきたことですし、次の周年への先駆けとなる日として何か形にしたい。
そこで広報歴1年の私が、ベテランメンバーも新人メンバーも皆でお祝いができるイベントを企画してみたいと上層部に相談してみると、「いいよ、やってみたら」と許可をいただくことができました。
せっかくだし、社内メンバーのみならず、日頃お世話になっているパートナーやクライアントの皆様にも気持ちを届けられるイベントにすることができたらと気合が入ります。
とはいえイベントの規模感も決まっておらず、創立日までの時間もあまり残されていない状況でした。一人で考えていても始まらないので、各部署のチームリーダーたちに相談することにしました。

何も決まっていなかったので、まずはこのイベントの目的のすり合わせを行いました。
創業からの10年を振り返って色々な思いを馳せるとともに、メンバー全員を巻き込んでトンガルマンとは何かを改めて見つめ直したい。次の10年に向けてトンガルマンの価値を世の中に提供できるように、この機会を活かすことができたらという思いが一番にありました。

また、この10年間会社を支えてくれたメンバー全員に、思い出に残ったと感じてもらいたい、そしてこの日はとにかくリフレッシュしてもらいたいという気持ちがありました。
大勢で集まって行うかどうかが迷いどころでしたが、リモートでイベントを行うことにしました。

チームリーダーたちに相談しながら、ひとつひとつ確認するように必要条件を潰してイベントの内容を決めていきました。
まず、「皆が満足する」には、会社の価値観やあり方を表現しあって確認しあうのがいいのではないか。かつ「リフレッシュできる」条件を満たすには、ゲーム性があるものを取り入れてみよう。さらにチーム戦にすれば「新しいメンバーも馴染める」「よりよいアイデアを出し合える」要素も取り入れられるのではないかと考えました。

ここであるチームリーダーがポツリ「アイデアソンとかトンガルマンっぽくて良いんじゃない?オンラインで出来るし。前にやった時、時間を忘れるくらい楽しかったですよ」
あ、それいいかも…満場一致で採用です!
トンガルマンらしいアイデアソン大会、一体どんなイベントになるのか当日を待ち遠しく思いながら企画を進めていきました。

ここからは、10周年当日の様子を振り返りながら、トンガルマンらしさをどのようにイベントに練りこんでいったかをお送りしていきます。

10年で見つけたたくさんの心の芽

トンガルマン10周年記念イベントは、午後一番からZoomで開幕。
大阪本社、東京支社のメンバーだけでなく、長野やベトナムから参加してくれたメンバーもいました。また、育児や雪の影響など色々大変な中、参加して下さった方にも本当に感謝しています。ほとんどのメンバーが参加できたというところで、まずはひとつ良かったなあと。オンラインイベントの良さを早くも見つけてしまいました。

この日、特に頑張ってくれたのはMC役のトンガルマンのママこと、ディレクターチームリーダーの丹生谷さん。出だしは皆もチャットで応援してくれました。
ちなみにトンガルマンは、毎月行う全体会議もzoomを使用しているのですが、チャット欄は毎回賑わっています。実況者のコメント欄のようですね。

本日の顔、MCの丹生谷さんとZoomのコメント欄

開会式の目玉は、やはり社長の水野さんのスピーチ。
丹生谷さん、このタイミングで「水野さん、水飲んで」のダジャレを決める…笑って下さる水野さんの優しさ。チャットでは苦笑コメントがつらつら。個人的にトンガルマンのこの空気感、嫌いじゃないです。

水野さん「トンガルマンは本日2月22日で設立10年を迎えます。この10年は代表として、多様な自分を受容していく心の芽を見つけられた気がします。それはまだ「芽」なので、これからもたくさん失敗はすると思います。
ただ、世の中のダイバーシティやインクルージョンとは、各々がそうやって考えていくことで見えてくるものなのでしょう。(中略)
そして明るい未来とは、どんな人生であれ自らがそれを受け入れていく過程で生まれるものだと考えています。トンガルマンや私に関わってくださる皆さんとも共有して、一緒に未来を創っていければと思っています。」

開始に相応しい、少し重くもジーンと来るお言葉でした。
水野さん、開会のスピーチありがとうございました!

イベントはこのような流れで進めていきました。

10周年イベントのタイムスケジュール

イベントのメインであるアイデアソンは、チーム戦で行いました。
チーム編成のポイントとして、普段会話する機会が多くない、部署の違うメンバー同士が一緒になるように意識しました。

今回のイベントでは、使用ツールはZoomとSpatial Chatのみで行いました。
便利で多機能なオンラインツールは、調べるとザクザク出てきますよね。しかもどれも面白そうで、何を採用するかが迷うところ。
今回のイベントでは、参加メンバーにストレスなく楽しんでもらうことを一番に考えていたので、普段から使い慣れているこの2つのツールを最大限活用していくことになりました。
絵しりとりやアイデアソンなどのチームごとに分かれて行う項目は、Zoomの「ブレイクアウトルーム(以下ルーム)」を取り入れ、絵しりとりにはZoomのホワイトボード機能を使いました。

絵しりとりで味がある画伯を発掘しよう

絵しりとりは、アイデアソンをする前に、チームのアイスブレイクや頭の体操として取り入れました。絵しりとりでコミュニケーションなんて取れるの…?と思いますよね。
意外と盛り上がるので、イベントでアイスブレイクを取り入れる際は一度やってみてください。

ペンタブやタブレットを使わずあえてマウスで描いてみるのも味が出ておすすめです。これが結構難しい…。絵が上手な人もうまく描けないようです笑
シンプルな絵を描いて次の人が分かるよう誘導するのも、あえて意味わからない絵を描いてチーム内のコミュニケーションを図るのも、あるいはテーマを縛るなどローカルルールを作るのも全部自由です。チームメンバーによって様々な楽しみ方ができます。
ちなみに私のチームでは、毎回同じ頭文字で答えさせてくる恐ろしいメンバーがいました。

あるチームの様子。謎のクオリティを出してくる人が必ずいる

チーム内の緊張も緩んだところで、脳みそフル回転でアイデアソンに移っていきましょう!

アイデアソンで「トンガルマンらしさ」を追求

まずは、アイデアソンでもたくさん活躍してくれたトンガルマンの記念グッズの紹介です。
トンガルマンは10周年記念のグッズとして、「ブレストランプ」を作りました。いいアイデアが思いつかなくて困っている時に1枚引いてみると、そこにはひらめきの強力な手がかりが記されているはず。

ブレストランプのイメージ

「ブレストランプができるまで」は、別記事にて改めてご紹介します。

さて、今日の本命アイデアソンはこのような流れで進めていきました。

アイデアソンの流れ

チームごとにルームに分かれ、100分の制限時間内でブレインストーミング(以下ブレスト)と資料作りをして、その後各チーム5分間の発表をします。

ルールはただひとつ「トンガルマンらしさを追求しているか」のみです。
ルールをあえて縛らなかったのは、それもトンガルマンらしさだと感じているから。現実的な条件に縛られない、皆が突き詰めた自由なおもしろアイデアが見てみたいというのもあります。
実現不可能なぶっ飛んだアイデアでも、裏付けや設定までめちゃくちゃ作りこんでいれば審査員からのポイントは高くなります。

審査は、社長の水野さんを含むトンガルマン代表の3人による話し合いです。この3人を唸らせるような濃ゆいアイデアを出すのはどのチームなのでしょうか。
また、日頃プロジェクトや技術面でお世話になっているアドバイザーの方々も参加してくださいました!アドバイザーの皆さんには、アイデアや発表資料などの助言をしてくれる切り札として活躍していただきました。

お題の候補はこの4つの中から、MCが抽選 (もちろんブレストランプで) で決めました。お題は企画メンバーから意見を集めたのですが、その人のキャラがお題の雰囲気にそのまま表れて面白かったです。

お題はこの4つの中から決定しました

決定したお題はこちら

アイデアソンのお題は『体験することで「笑」が生まれる企画の提案』です。
おおー…笑いとは何かを根元から考えるなかなか難しいお題ですが、個性的なコンテンツを生んでいくトンガルマンの周年を祝うかのようなお題に見えてきました。
コロナ渦で行うイベントでも笑を作っていけることを、皆で証明してやりましょう!!

アイデアソンの様子はこんな感じ。どこのチームも楽しそうですね。
ルームで分けられているので、もちろん他のチームが何を話しているか聞こえません。ちなみに他チームの様子を覗きに行くことは可能なので、スパイを派遣するチームもあったのではないでしょうか。

あるチームの様子1

あるチームの様子2

このチームはブレストの内容をスライドにまとめています。

笑に関するアイデアを淡々と進めているシュールな雰囲気のチームもあれば、ワイワイとアイデアの大輪を咲かせているチームもあって、どんな個性的な発表資料になるか楽しみでした。
私たちのチームも負けてはいられません。リーダーが決め顔でブレストランプを引いてくれました。どんなお役立ち情報が書かれているのでしょう?

なになに…
「ビジュアルバンドにちなんだアイデアを出そう」
このような一風変わったカードもあるようです。普通にアイデアを出すより難しく感じたような…?
ちなみに、発表資料のキャッチコピーがばっちり影響を受けて厨二臭くなりました。

100分って、企画段階では長いかな?と思いましたが実際にはあっという間ですね。資料の準備が全然間に合わないと、引きずられるようにメインルームに戻る各チーム。
集合時間に遅れるチームがあったようです。学生の時から一組は必ずいる、ペナルティーをあげたくなるようなちょっとずるい人たちです。

発表の順番もブレストランプで決めました!

あるチームの発表1

あるチームの発表2

どのチームも個性的なアイデアで、さすがはアイディエーションの会社だ!と感じた瞬間です。
大人しい印象の女性メンバーが淡々とおならについて語っていたときは、チャット欄もざわついていました…
個人的に、無人島を本社にするのがとても好みでした。仕事の合間に散歩して迷子になってみたり、皆で狩った猪と山菜がランチになったり、夢が膨らみますね。

参加メンバーは他のチームの発表中、「一言コメント」を記入してもらいました。
自分たちのアイデアに、全員からコメントをもらえると嬉しくなります。

審査タイムの間はチーム内でフィードバックをしてもらいました。100分間を一瞬と感じてしまうほどの濃ゆい時間を共にした戦士たち。自分たちのチームが優勝だと確信しているチームは、この時間が待ちきれなかったかもしれません。

そしていよいよ、優勝チームが発表されました。
発表された瞬間、やはりあのチームかと納得した表情のメンバーも、自分たちのアイデアも面白かったのにな…と悔やむメンバーもいて、それだけこのアイデアソンを有意義に思ってくれたんだなと感慨深い気持ちになりました。
優勝チームにはトンガルマンらしい景品ももちろん準備しました。丹生谷さん、どどんと発表しちゃってください!

「その景品とは………トンガル金です!!!」
一同「」
一同「」
「…?」
「トンガル菌?」「トンガル筋?」
この何とも言えない空気が忘れられません。

説明しよう!トンガル金とはッ!
コロナ渦で人と会えずにたまっているストレスを!何かやりたいことに自由につぎ込んで発散できる優勝賞金なのであるッ!!

「…よくわからないけど、賞金ということですかね?」

皆さん、込められた思いガン無視で「金」というワードしか印象に残っていないようです泣
大事なので繰り返しますが、賞金ではなくトンガル金ですからね。
優勝メンバーが楽しむことができるのなら本望です。

ところでこれ、「何にでも自由に」使うことができる切り札のようなアイテムなのですが、トンガルマンのメンバーがどう使ったのか気になるところです。今度ちょこっと聞いてみたいところですね…。

のんびりもワイワイもリフレッシュも!トンガルパーティー会場はオンラインにあり

皆さん脳みそが干からびるくらいアイデアを絞りつくしたことですし、アイデアソン後のトンガルパーティーではゆっくりお話しをしながらリフレッシュしてほしいと思います。

トンガルパーティーは「Spatial Chat」を使って開催しました。
このツールを選んだ背景には、オフラインのような感覚で色んなメンバーが気兼ねなく色々なメンバーと喋れたら良いな、という思いがありました。
対面感が少ないので、気軽に「リフレッシュ」できたのなら良かったなと思います。
あるグループは音楽に合わせて(アイコンを)踊り狂わせていたり、また一方のグループはオタクな熱弁を繰り広げていたり。広い貸切り会場でもない限り、こんな自由にやりたい放題出来ないですよね。ワイワイの良いところと、のんびりの良いところを合わせたような雰囲気で行うことができたのは、オンラインならではだと思います。

ドリンクとおつまみは「nonpi foodbox」という、リモート飲みに特化した宅配サービスを利用させていただきました。当日は無事に全員のもとに届きました。nonpiさん、配達員の皆さんありがとうございました。
https://www.nonpi.com/
丹生谷さんが〇〇おいしいです。△△もうまいと逐一感想を丁寧に伝えてくれました。
私の周りの他の皆さんは、食べるのに集中していてしばらく静かでした笑
皆お腹空いていましたよね…本当にお疲れさまでした。

最後まで参加して下さったメンバー

10周年イベントが無事に終わり、安心すると同時に少し寂しさを感じている私がいます。
イベントの企画は好きだけれど、職場の公式イベントの企画ははじめてで、悩みの種は尽きませんでした。参加メンバーが楽しんでくれるイベントにすることが出来るのかな?黒歴史になったら次の周年に続かないし、大失敗するのが怖い。そんな思いと枕を抱え布団でべそをかいたこともありましたが、企画メンバーの皆さんの心強いアドバイスをいただきながら、ひとつの項目ごとに「トンガルマンらしく」を意識して進行することができたのではないかと思います。

イベント当日は、本当に多くの方が参加してくれました。「あっという間」は個人的に好きな言葉でして、このイベントを楽しむことができた証拠なのかなと勝手に思っています。同じように感じてくれたメンバーがいてくれたのであれば、今回の10周年イベントは成功だったのかなと思います。
準備をどれだけ入念にしていたとしても、それはイベント会場という畑でしかなく、参加して下さったメンバー1人1人のあたたかさが水や栄養になって花が咲いた、そんな感覚がありました。10周年イベント企画という2か月間のプロジェクトを通じて、トンガルマンらしさを一番実感できたのは私自身なのかもしれません。

後日実施したアンケートでは、嬉しい声を沢山聞くことができました。
「トンガルマンらしさを考えるきっかけになった。」「楽しかった」など、今回のイベントに満足してくれただけでなく「次もこんなイベントをしてみたい。」と、次のイベントの提案をしてくれたメンバーもいました!中には「ベトナムのブランチ会社Laichiに行きたい!」というお声もあって、皆でいつかいけるかも?と一人にやけてしまいました。
意外だったのは、「オフラインよりむしろ好き。」という声が多かったこと。今回の企画を通じて、オンラインイベントならではの魅力を多くのメンバーに感じてもらえたことは、とても大きな収穫でした。今後も引き続き、全員がより満足することができるようなイベント企画を作っていければと思っています。

最後になりましたが、トンガルマン株式会社はクライアント様、パートナー会社様、アドバイザーの皆様をはじめとする多くの方々のご支援があったからこそ、10周年を迎えることができました。今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

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