CASE STUDY

岐阜県恵那市 佐藤一斎學びのひろば 「対話式コトバ診断 ISSAI」

岐阜県恵那市 佐藤一斎學びのひろば 「対話式コトバ診断 ISSAI」

OVERVIEW概要

江戸の知恵を現代に伝える革新的アプローチ

佐藤一斎は、現在の恵那市岩村町出身の江戸時代末期の儒学者で、著書「言志四録」は西郷隆盛をはじめ多くの志士に影響を与えました。2025年10月に開館した「佐藤一斎學びのひろば」で、一斎さんの教えを現代に伝える体験型コンテンツの制作を担当しました。
従来の展示型記念館から一歩進んだ、ユーザー参加型のデジタル体験を提供。来館者のパーソナリティに応じて最適な名言を提示する対話式システムにより、個人に寄り添った学びの機会を創出しました。

  • ◼︎オーナークライアント:恵那市
  • ◼︎設計・施工:株式会社乃村工藝社
  • ◼︎診断コンテンツ制作・システム設計:株式会社ノムラメディアス

ASSIGNMENT課題

伝統的価値観を現代技術で表現する課題

佐藤一斎さんの豊富な名言群から、来館者一人ひとりに最適な言葉を届ける仕組みが求められていました。単なる情報展示ではなく、個人の価値観や思考パターンに合わせた診断体験により、一斎さんの教えを身近に感じられるコンテンツの開発が必要でした。
既存のパーソナリティ診断とは異なり、江戸時代の儒学的思想をベースとした診断ロジックの設計が挑戦となりました。佐藤一斎さんの哲学的背景を反映したアルゴリズムが求められました。

OUTCOME成果

来館者の満足度向上と文化継承の新たな可能性

完成したコンテンツは高い評価をいただき、記念館の体験価値向上に貢献しました。来館者が自身の性格や価値観に応じた佐藤一斎さんの名言と出会えることで、より深い学びと記憶に残る体験を提供できました。
体験者の今の心情に適した佐藤一斎さんの名言を選び出すアルゴリズムをAIを利用し作成しました。また現存する一斎さんの画像から新たな一斎さん像を作り出しAIを使い動かしています。
歴史的人物の思想や教えを現代技術で継承する新しいアプローチが確立され、他の文化施設や教育機関への応用可能性も示しています。

江戸時代の儒学者・佐藤一斎の名言を対話式AIで診断形式にした体験型コンテンツ

APPROACHアプローチ

AI技術と文化的価値の調和を重視した開発プロセス

システム設計を担当したノムラメディアス様と初期段階から綿密に相談を重ね、佐藤一斎の思想背景を正確に理解することから始めました。
儒学的価値観と現代のパーソナリティ理論を融合させた独自の診断ロジックを設計し、早期のプロトタイプ制作により実際のユーザー体験を検証しました。複数回のユーザーテストを通じて診断の精度向上と操作性の改善を重ね、最新の対話式AI技術を活用しながらも佐藤一斎の「言志四録」の精神性を損なわない配慮を徹底しました。

MEMBERメンバー

アカウント 大淵 まき子(アートディレクター)
ディレクター 村松 卓浩
デザイナー 伊南 智寿
エンジニア 藤本 健多