ビジョンの形状ごとの得意な表現・掲出先・費用の構造・制作期間まで整理
「3Dサイネージをやりたい」と思って調べ始めると、最初にぶつかりやすいのが
"どの形のビジョンなら、何ができるのか分かりにくい" という壁です。
特に多いのが、
「裸眼3Dはコーナー型(L字型)でないとできないのでは?」
という誤解です。
結論から言うと、裸眼3D表現はコーナー型だけのものではありません。
平面型でも、柱巻き型でも、見せ方を設計すれば3Dらしい奥行きや飛び出し感を作ることは可能です。
なぜ平面の画面でも立体に見えるのか、その仕組みは別記事「なぜ立体に見える?裸眼3D広告の仕組みとは?」で解説しています。
ただし、ビジョンの形状・サイズ・設置場所・見る人の動線によって、得意な表現は変わります。
そのため、3Dサイネージを検討するときは「3Dっぽく見えるか」だけでなく、
どの種類のビジョンで、どんな表現が向いているか を整理して考えることが大切です。
この記事では、広告出稿を検討している宣伝・販促担当者や広告代理店担当者、さらに自社ビジョンの新設・活用を考える施設オーナー・媒体社担当者に向けて、3Dサイネージ制作の基本を平易に整理します。
まず押さえたい:3Dサイネージ制作は「映像」と「媒体」を分けて考える
3Dサイネージの検討では、まず次の2つを分けて考える必要があります。
- 制作費:3Dサイネージ用の映像コンテンツを作る費用
- 媒体費(掲出費):そのビジョンで放映するための費用
この2つは別物です。
制作費に含まれるのは、企画設計・構成、絵コンテ・Vコン(ビデオコンテ)、3Dモデリングやアニメーション制作、エフェクト制作(火・水など)、コンポジット、編集(最終調整・色調補正)、媒体サイズ・形状に合わせた調整、音声を使う場合はその制作、現地テスト・出張費用などです。
一方、媒体費の条件や内訳は、掲出先の媒体社や広告代理店への確認が必要です。
決して小さな額ではなく、同じ規模のビジョンでも大阪と東京では費用感が違うなど、地域・媒体による差もあります。
放映枠の考え方や運用条件は、駅・商業施設・ビル外壁・イベント会場などで変わります。
一方で、自社でビジョンを保有している場合は、通常の広告出稿とは考え方が少し異なります。
自社ビジョンで放映するなら、一般的な意味での媒体費は発生せず、検討の中心は
- そのビジョンでどんな3D表現ができるか
- コンテンツ制作にどの程度の設計が必要か
になります。
実際の相談でも多いのは、
「このサイズ・形状のビジョンで何ができるか知りたい」
「まだ導入前だが、映像表現の観点から仕様を検討したい」
という構想段階のものです。
3Dサイネージの代表的な種類
3Dサイネージと呼ばれるものには、主に次のような種類があります。
- コーナー型(L字型)
- 平面型
- 柱巻き型
- 複数面連動型
それぞれ、見え方の強みが異なります。
以下で順番に見ていきます。
1. コーナー型(L字型)LEDビジョン
どんなビジョン?
2つの面がL字に接する形のビジョンです。
街中の大型屋外ビジョンでよく話題になるタイプで、箱型の空間がそこにあるように見せやすいのが特長です。
得意な表現
- 画面の内側に空間があるように見せる表現
- キャラクターや商品が角の奥に存在しているように見える表現
- 立方体・部屋・水槽など"箱感"を活かした演出
注意点
- 角の形状を活かした設計が必要で、どこから見ても同じように見えるわけではありません
- 想定視点がずれると、奥行き感や立体感が弱く見えることがあります
- 形が特徴的な分、映像企画もコーナーを前提に組む必要があります
2. 平面型LEDビジョン
どんなビジョン?
1枚のフラットな面で構成された、もっとも一般的なビジョンです。
駅構内、商業施設、屋外広告、施設内サイネージなど、さまざまな場所に設置されています。
得意な表現
- パース(遠近法)を使った飛び出し表現
- 画面の中に奥行きがあるように見せる演出
- 商品・キャラクター・ロゴを大きく印象づける表現
- 比較的シンプルな面構成を活かした、見やすい3D演出
「平面型でも裸眼3Dはできる」の具体例
ここで知っておきたいのが、平面型でも裸眼3D表現は成立するということです。
トンガルマン株式会社が手がけた
JR大阪駅の3Dヒョウ「アカツキ」 は、
大阪駅セントラルサウンドビジョンというフラットな平面LEDビジョンで、裸眼3D表現を実現した事例です。
これは関西初の裸眼3D広告として注目されました。
この事例が示しているのは、3Dサイネージの成否は単純に「L字かどうか」だけで決まるのではなく、
画面サイズ、視点設計、見せたい対象、パース表現、設置環境を踏まえて映像を設計することが重要だという点です。
アカツキがどう設計されているかは、別記事「なぜ立体に見える?裸眼3D広告の仕組みとは?」の具体例で紹介しています。
▶ JR大阪駅 3Dヒョウ「アカツキ」の制作実績記事はこちらをご覧ください。
同じ平面型でも、広島駅新駅ビルの「オイスタービジョン」(横約7m×高さ約2mの1面)では、地元プロスポーツチームとコラボしたユニフォーム姿の「アカツキ」を展開しました。大阪駅とは画面サイズも設置環境も違いますが、視点設計とパース表現を組み直すことで、同じ平面型で成立しています。
▶ 広島駅「オイスタービジョン」アカツキの制作実績記事はこちらをご覧ください。
注意点
- コーナー型に比べると、角を利用した"箱感"は出しにくい
- 視点設計が甘いと、ただの大きな映像に見えてしまう
- 通行導線や視認距離に合わせて、どこから見る想定なのかを整理する必要がある
3. 柱巻き型LEDビジョン
どんなビジョン?
駅や商業施設の柱を囲むように、複数面で構成されたビジョンです。
1本の柱に4面、あるいは複数の柱にまたがって展開されるケースもあります。
得意な表現
- 平面型よりも、複数方向から見てもらえる機会を活かした見せ方
- 面ごとに見せ場を作る空間的な演出
- 立ち止まりやすい位置から見たときに成立する3D表現
- 映像だけでなく、音や演出タイミングを組み合わせた空間的な演出
具体例:福井駅の恐竜T-REX
トンガルマン株式会社が手がけた
福井駅の恐竜T-REX(北陸新幹線開業記念) は、
駅コンコースの大型柱巻LEDビジョンを活用した事例です。
このビジョンは、2本の柱に4面ずつ、計8面の構成で、柱を囲む形を活かした映像演出が行われました。
▶ 福井駅 恐竜T-REXの制作実績記事はこちらをご覧ください。
この事例で特に特徴的なのが、音でも遠近感を表現したことです。
T-REXの足音が近づいたり遠ざかったりする印象を出すために、単に映像を切り替えるだけでなく、音量の強弱を調整して距離感を感じさせる工夫が取り入れられました。
ここで重要なのは、
この音量調整はLEDビジョン側の機能で行っているのではない という点です。
実際には、映像編集の段階でマスター音源の音量をあらかじめ調整し、映像と一体のコンテンツとして仕上げることで、遠近感のある体験を作っています。
つまり柱巻き型では、画面の形だけでなく、
- 複数面の配置
- 人が立ち止まりやすい位置
- 通行中に目に入りやすい位置
- 音の聞こえ方
- どの方向から見られるか
まで含めて設計すると、平面やコーナーとは違う3D体験が作れます。
注意点
- 1面だけで完結する見せ方よりも、複数面の関係性を考えた演出設計が必要
- 柱の裏側や死角の扱いも考える必要がある
- 駅などでは音の運用条件に制約があることもある
- 裸眼3Dの山場は、立ち止まって見てもらうビューポイントを想定して設計する
- 通行量が多い場所では、通行中にも気づきやすい大きな動きや構図を用意する
4. 複数面連動型
どんなビジョン?
離れた複数の画面や、横並び・上下配置の複数面を連動させて1つの体験として見せるタイプです。
必ずしも特殊な形状でなくても、複数画面を連携させることで3D的な見せ方ができます。
得意な表現
- 複数画面をまたぐダイナミックな移動表現
- 画面間を行き来するキャラクター・商品演出
- 大きな空間全体を使った演出
- イベント会場や施設内の複数地点を使った体験
注意点
- 画面ごとの解像度・サイズ・同期条件をそろえる必要がある
- すべての視点からきれいに見せるのは難しい
- 運用条件によっては、完全同期や音連動が制限される場合がある
5. その他の形状(くの字・折れ面・曲面)
どんなビジョン?
建物の形に合わせて面が折れていたり、湾曲していたりするビジョンです。
くの字型・折れ面型は、L字ほど明快ではないものの、面のつながり方によっては立体感を作れます。ただし、どこを正面視点に設定するかが難しく、現地での見え方確認がより重要になります。
曲面・湾曲型は、裸眼3Dの"定番の箱表現"とは発想が変わり、「飛び出し感」よりも包み込まれるような没入感を重視する演出が向いているケースがあります。
種類ごとの違いがひと目で分かる比較表
| 種類 | 形状の特徴 | 得意な表現 | 向く場所 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| コーナー型(L字型) | 2面が角で接する | 箱の中に空間があるような表現、飛び出し、奥行きの強調 | 屋外ビルボード、商業施設の大型ビジョン、話題化を狙う場所 | 想定視点が重要。角を活かした専用設計が必要 |
| 平面型 | 1枚のフラットな画面 | パースによる奥行き、商品訴求、キャラクター演出 | 駅、商業施設、屋外壁、施設内サイネージ | 箱感は出しにくい。視認距離と視点設計が重要 |
| 柱巻き型 | 柱を囲む複数面構成 | 複数方向からの視認、面ごとの見せ場、音との組み合わせ | 駅コンコース、商業施設、イベント空間 | 立体感の山場はビューポイント設計が必要。死角や音の運用条件に注意 |
| 複数面連動型 | 複数の独立画面を連携 | 画面間移動、大空間演出、複数地点を使った体験 | イベント会場、大型施設、商業空間 | 同期条件や画面仕様の差異を事前確認する必要がある |
| くの字・曲面型 | 折れ面・湾曲面 | 没入感重視の演出、面のつながりを活かした立体感 | 建物形状に合わせた特殊ビジョン | 正面視点の設定が難しく、現地確認がより重要 |
掲出先ごとに変わる、制作条件・掲出条件の考え方
同じ3Dサイネージでも、どこに出すかで条件はかなり変わります。
映像制作の考え方にも影響するため、掲出先の特徴を押さえておくことが大切です。
1. 駅
駅は人通りが多く、短時間で多くの人に見てもらえる場所です。
一方で、通行中に一瞬だけ視認されることも多いため、短時間で伝わる構成が重要になります。
また、駅ごとに放映ルールや音の運用条件が異なる場合があります。
柱巻き型やコンコース内ビジョンでは、どこから見られ、どこで立ち止まってもらえるかが特に重要です。
向いている表現
- 一目で分かるキャラクター演出
- 通行中にも気づきやすい大きな動き
- 立ち止まりやすい位置から見たときに成立する3D表現
- 複数面それぞれに見せ場を作る表現
制作時のポイント
- 短時間で伝わる構成にする
- どこから見始めてもわかりやすい流れを意識する
- 立体感の山場は、ビューポイントからの見え方を確認する
- 混雑時でも認識しやすい動きや構図にする
- 音を使う場合は周囲環境とのバランスを考える
駅では、じっくり鑑賞されるよりも移動中の一瞬で印象を残す設計が重要です。3D表現の派手さだけでなく、一目で何の広告かわかることも大切になります。
2. 商業施設
商業施設は、駅よりも滞在時間が長いことが多く、比較的じっくり見てもらえる可能性があります。
吹き抜け、エントランス、柱周りなど、空間全体を活かした演出も検討しやすい場所です。
向いている表現
- ブランドの世界観を見せる演出
- 商品の質感やスケール感を伝える表現
- 写真・動画撮影されやすい話題性のある演出
制作時のポイント
- 撮影・SNS拡散を意識した見せ場を作る
- 空間演出として施設価値を高める設計を意識する
- 販促寄りにも、ブランディング寄りにも振り分けられる
- イベント施策と組み合わせることで体験価値が上がる
3. ビル外壁
屋外の大型ビジョンでは、遠くから見えることや、街のランドマーク性が強みになります。
一方で、視認距離が長くなりやすく、天候や時間帯の影響も受けるため、細かい表現より大きな構図が重要になることがあります。
向いている表現
- 大きなスケール感のある演出
- 街中で目を引くキャラクター・商品表現
- コーナー型を活かした話題化施策
制作時のポイント
- 主視点をどこに置くかを明確にする
- 遠くからでも認識しやすいシルエットや動きにする
- 情報量を詰め込みすぎない
- SNSで切り取られたときの見え方も意識する
4. イベント会場
イベント会場は、設置形状や演出内容の自由度が比較的高い一方で、会期や運用条件が限られることがあります。
一過性の施策だからこそ、空間演出としてどう体験させるかが重要です。
向いている表現
- 複数面連動や特殊形状を活かした体験演出
- 写真・動画拡散を意識したインパクト重視の表現
- 音や照明と合わせた演出
制作時のポイント
- 画面単体ではなく、会場体験全体で考える
- 待機列や撮影スポットとの関係を整理する
- どの角度で撮ると魅力が伝わるかも設計する
- イベント後の二次利用も見据える
これからビジョンを新設・導入する人向け:映像表現の観点から、事前に検討したい仕様ポイント
3Dサイネージの相談では、
「導入してから、やりたい表現に向いていないことが分かった」
という後悔を避けることがとても重要です。
特に、自社ビジョンを新設・導入する場合は、機器や設置の観点だけでなく、
"どんな映像表現をしたいか"から逆算して仕様を考える 必要があります。
以下は、導入前に確認しておきたい主なポイントです。
1. 形状:コーナー型にするか、平面型にするか、柱巻き型にするか
形状によって、得意な演出が変わります。
- コーナー型:箱感や飛び出し感を強く見せたい
- 平面型:設置場所の自由度を確保しながら3D表現もしたい
- 柱巻き型:複数方向から見てもらえる機会や、面ごとの見せ場を活かしたい
- 複数面連動:施設全体で回遊的な体験を作りたい
「3Dができるか」だけでなく、
何をどう見せたいか を先に考えることが大切です。
2. サイズ:何を主役にするかで必要な見せ方が変わる
同じ平面型でも、サイズが違えば見え方は大きく変わります。
- 小型〜中型:商品やロゴの訴求向き
- 大型:キャラクターや空間的な演出向き
- 超大型:街のランドマークとしての見せ方向き
サイズが小さいと、細かな奥行き演出よりも、
分かりやすい動きや大きな構図 のほうが伝わりやすい場合があります。
3. 設置高さ:見上げるのか、正面で見るのか
設置高さは、3Dの見え方に直結します。
- 高い位置にあるビジョン:見上げ前提のパース設計が必要
- 目線に近いビジョン:正面視に近い設計がしやすい
- 柱巻き型:立ち止まりやすい位置と、主に見られる方向を想定する必要がある
映像のパースは、視聴者の目線位置を想定して設計する ため、
高さが決まっていないと、適切な3D設計が難しくなります。
4. 視認距離:近くで見るのか、遠くから見るのか
3D表現は、どれだけ近くで見るか、遠くから見るかで適切な作り方が変わります。
- 近距離視認:細かな質感、迫力のある飛び出し演出
- 中距離視認:バランスのよい奥行き演出
- 遠距離視認:大きな動き、単純で分かりやすい構図
遠くから見る屋外ビジョンで、近距離向けの細かな演出をしても伝わりにくくなります。
逆に、近距離で見る駅構内ビジョンでは、細部まで設計できる場合があります。
5. 音の可否:映像だけで作るか、音も含めて体験設計するか
音が使えるかどうかで、演出の幅は大きく変わります。
- 音が使えない:映像だけで意味が伝わる構成が必要
- 音が使える:遠近感、存在感、緊張感などを補強できる
- 音量運用に制約がある:マスター段階で聞こえ方を調整する工夫が必要
大事なのは、ビジョン側に特殊な制御機能があるかどうかではなく、コンテンツとしてどう設計するか です。
6. 設置環境:見え方と「撮られ方」まで確認する
- 屋外は日差しの影響が大きく、日中は画面が見えにくい場所もある
- 通行人が立ち止まっても安全な場所か
- ビジョンの仕様によっては、スマートフォンで撮影すると映像が粗く映り、SNS投稿につながりにくいことがある
「肉眼でどう見えるか」だけでなく、「撮影されたときにどう映るか」まで含めて確認しておくと、放映後の広がりが変わります。
制作期間の目安:いつ相談を始めればよいか
3Dサイネージは、通常の動画入稿よりも設計・検証の工程が必要です。目安は次の通りです。
- シンプルな3D風表現:1か月程度〜(現実的には1.5〜2か月)
- 標準的な裸眼3Dコンテンツ:3か月程度〜
- 大型案件・話題化を狙う高品質表現:相談・企画設計を含めて5〜6か月程度
これに加えて、媒体の空き状況確認・掲出審査・契約調整(媒体社・代理店側の工程)や、キャラクター・音源などの権利確認、社内稟議の時間も見込む必要があります。
実務上は、放映希望日の3〜4か月前には相談を始めるのがひとつの目安です。時期はご相談に応じますが、早いほど企画の選択肢が広がります。
3Dサイネージ制作を考えるときの進め方
「何から相談すればよいか分からない」という方のために、進め方をシンプルに整理すると、次の順番になります。
1. まずはビジョン条件を整理する
分かる範囲で構いません。例えば以下です。
- 設置場所
- 画面サイズ
- 形状(平面・コーナー・柱巻きなど)
- 面数
- 設置高さ
- おおよその視認距離
- 音の有無
- 放映時間の長さ
- 掲出時期
すべて確定していなくても問題ありません。
構想段階では、「候補としてこういう条件を考えている」 という情報だけでも、できる表現の方向性を検討しやすくなります。
2. 何を目的にするかを決める
3Dサイネージは、見た目のインパクトだけでなく、目的によって適切な表現が変わります。
- 新商品を印象づけたい
- ブランド認知を高めたい
- 施設の話題性を作りたい
- 観光客に撮影・拡散してもらいたい
- 自社ビジョンを象徴的な演出で活用したい
同じ「3Dっぽい映像」でも、
認知重視なのか、体験重視なのか、拡散重視なのか で構成が変わります。
3. そのビジョンで無理のない見せ方を考える
ここが重要です。
「やりたい演出」をそのまま当てはめるのではなく、
そのビジョンに合った3D表現に翻訳する ことが必要です。
たとえば、
- コーナー型なら箱感を活かす
- 平面型なら視点設計とパースで奥行きを出す
- 柱巻き型なら複数方向からの見え方と、面ごとの見せ場を活かす
- 音が使えるなら距離感や臨場感を補強する
という考え方です。
あわせて、飛び出させたい3Dモチーフ=「主役」を決めることも重要です。商品なのか、キャラクターなのか、ご当地のモチーフなのか。主役が決まると演出は決まります。ここは相談しながら決めることが多い部分です。
4. 制作と掲出の役割分担を整理する
広告出稿の場合は、次の役割を分けて考えるとスムーズです。
- 映像コンテンツ制作:制作会社の領域
- 媒体の選定・放映枠の手配:媒体社・広告代理店の領域
- 掲出条件や媒体費の確認:媒体社への確認が必要
一方、自社保有ビジョンの場合は、媒体手配よりも
"この画面で何ができるか"を映像面から検討する ことが中心になります。
こんな方に3Dサイネージ制作の相談が向いています
3Dサイネージの相談は、次のような方に特に向いています。
- サイネージへの広告出稿を検討している宣伝・販促担当者
- クライアントへの媒体提案を任されている広告代理店担当者
- 自社保有ビジョンで話題性のある映像を流したい施設オーナー
- 新設ビジョンの仕様検討をしているビル・ホテル担当者
- 平面ビジョンや柱巻きビジョンでも3D化できるか知りたい媒体社担当者
- 企画がまだ固まっていないが、実現可能性を先に知りたい方
特に、「まずは比較材料がほしい」「この形で何ができるか知りたい」という段階での相談は珍しくありません。
構想段階から整理することで、社内説明やクライアント提案もしやすくなります。
相談前に準備しておくとよい情報
3Dサイネージ制作の相談をスムーズにするには、次のような情報があると整理しやすくなります。
- ビジョンの写真または図面
- サイズ・面数・形状
- 設置場所の情報
- 想定している視聴者動線
- 視認距離の目安
- 音の可否
- いつ頃の放映を考えているか
- 参考にしている3Dサイネージ事例
- 何を訴求したいか
もちろん、これらが全部そろっていなくても相談は可能です。
むしろ実際には、「まだビジョンの仕様を検討中」
「このサイズで何ができるのか先に知りたい」
という段階の相談が多くあります。
そのため、企画が固まっていない段階でも、
"この条件だと、どんな3D表現が現実的か"を整理するための相談 は十分意味があります。
FAQ|3Dサイネージ制作でよくある質問
Q1. トンガルマン株式会社に相談できる範囲はどこですか?
主に、3D広告コンテンツの企画・演出・映像制作領域です。
どのビジョンでどんな表現ができそうか、平面や柱巻きでも成立しそうか、といった整理も相談対象になります。
一方で、媒体費や放映枠の詳細は、各媒体社や広告代理店の領域になります。
Q2. 3Dサイネージは広告向けだけのものですか?
いいえ、広告以外にも活用できます。
施設演出、エントランス演出、観光向け演出、周年施策、イベント演出など、空間価値を高める目的でも活用されています。
特に自社保有ビジョンでは、広告枠というより空間演出の一部として検討されることも多いです。
Q3. 派手な3D表現でないと意味がありませんか?
いいえ、必ずしもそうではありません。
大切なのは、その場所・画面・目的に合った見せ方をすることです。
商材によっては、過度に派手な演出より、わかりやすく上質な立体感のほうが効果的な場合もあります。
まとめ|3Dサイネージは「ビジョンの種類」と「場所」を分けて考えると整理しやすい
3Dサイネージ制作を考えるときは、まずコーナー型・平面型・柱巻き型・複数面連動型といったビジョンの種類ごとの特長を押さえ、そのうえで
- どこに設置されるのか
- どんな人が、どこから見るのか
- 音が使えるのか
- 何を目的にするのか
を整理すると、そのビジョンで実現しやすい3D表現の当たりがつけやすくなります。
大事なのは、画面の形に合った見せ方を企画・設計することです。
- 出稿先のビジョンで何ができるか判断したい
- クライアントに種類の違いを説明したい
- 自社ビジョンの新設前に、映像表現の観点で仕様を検討したい
- 手持ちのビジョンがコーナー型ではないが、3D表現ができるか知りたい
という段階なら、ビジョン仕様や企画が固まりきっていなくても、相談する意味は十分あります。
3D広告コンテンツの制作を検討している方、自社ビジョンでの活用可能性を知りたい方は、まずは分かる範囲の条件をもとに、3D広告コンテンツ制作サービスページからお気軽にご相談ください。
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