CASE STUDY

御堂筋学生アートギャラリーXRコンテンツ「ヒョウ現祭 in 御堂筋」

御堂筋学生アートギャラリーXRコンテンツ「ヒョウ現祭 in 御堂筋」

OVERVIEW概要

「ヒョウ現祭 in 御堂筋」で新たな魅力や価値を発信

大阪の南海なんば駅とマルイビルの間にある、「なんば広場」で体験できるXRコンテンツ。
将来のビジョンとして、2037年の御堂筋100周年に向け、車中心の道路から“人”中心のストリートへと再編する計画が進行中であり、今回XR技術の力を活用し、学生の若いクリエイターの“人”の力で、御堂筋の新たな魅力や価値を発信。

周辺のビルに学生が作成したアートが展示され、ナビゲーターのヒョウが各ビルを飛び回って案内してくれます。
都市空間そのものを体験型メディアへと拡張し、投影させるコンテンツの入れ替えが可能な仕組みを構築することで、地域の方々が自由に都市にコンテンツを配信できるようなシステムを構築しました。

ASSIGNMENT課題

XRアートを通じて都市自体の体験価値を高めるために

XRアートを通じて、将来的に地域で自走する仕組みを構築していきたい。地域の方々が自由に都市にコンテンツを配信できるようになり、訪問者に対して「都市自体の体験価値を高めたい」という想いがありました。

大阪らしさを表現しつつSNSなどで拡散したくなるような世界観をどう作り上げるのか。コンテンツ内に掲載するギャラリーをどうやってユーザーに見せるか、また、ユーザーの体験ストーリーをどう設計するかが課題となりました。

「ヒョウ現祭 in 御堂筋」の世界観
「ヒョウ現祭 in 御堂筋」のXR体験ストーリー

APPROACHアプローチ

大阪ならではのインパクトのある案内役がナビゲート

府民以外が見たときに大阪らしいと思っていただける世界観を表現するために、大阪といえば「ヒョウ柄」という部分で、コンテンツ内のナビゲータにヒョウを採用。このヒョウというキャラクター起点の動きでユーザーの視線を誘導し、必ずギャラリーが視界に入るように設計。

体験するユーザーは、巨大なヒョウの口「ヒョウGATE」に飲み込まれ、今までの街並みからヒョウが住む自然の世界に案内されます。そこに町全体が自然とヒョウ柄で調和された近未来感のある世界観が広がる演出を加えることで、ユーザーの期待感に訴えかけました。

体験途中でユーザーを退屈させないために、任意の操作でヒョウが動くインタラクティブ要素を取り入れ、案内役のヒョウで始まりヒョウで終わる体験ストーリーを構築しました。

MEMBERメンバー

アカウント 深川 大樹
ディレクター 片山 弘樹
デザイナー chen howen
エンジニア 藤本 健多