CASE STUDY

屋形船サイネージ映像演出「天神祭船渡御2024」

屋形船サイネージ映像演出「天神祭船渡御2024」

OVERVIEW概要

大阪天神祭で輝く船上サイネージ、最新技術と芸術の融合

ジーピーオンライン様のご依頼により、令和6年(2024年)大阪天神祭・船渡御で使用される船上サイネージ映像を制作しました。この映像は、三味線奏者・しゃみおさんの三味線演奏の背景として流れるものです。最新のAI動画生成ツール「Runway Gen-3」を使用し、伝統と現代技術が融合した独自の映像表現を実現しました。天神祭の壮大な雰囲気と演奏の美しさを引き立てる映像として、多くの方々に楽しんでいただける内容となっています。

ASSIGNMENT課題

ジーピーオンラインのPR効果を最大限に!船サイネージ制作のポイントとは?

「火と水が混ざり合うような映像を制作したい」というご相談をいただきましたが、限られたスケジュールの中で、通常の制作フローでは間に合わないという課題がありました。特に、映像のチェックやテスト放映を考慮すると、短期間での制作が求められました。

また、今回のサイネージ映像では、三味線奏者・しゃみおさんの演奏をさらに盛り上げる演出が必要であると同時に、ジーピーオンライン様のPRも効果的に行いたいというご要望があり、これらをどのようにバランス良く映像に反映させるかが重要なポイントとなりました。

OUTCOME成果

しゃみおさんの三味線を引き立てる!AI活用で実現した船上サイネージ

AI動画生成ツール「Runway Gen-3」を活用することで、短期間ながら高いクオリティの映像を実現しました。この映像は、天神祭の夜の船上に映え、三味線奏者しゃみおさんの演奏を効果的に引き立てる演出となりました。また、AI技術の活用により、制作時間の大幅な短縮が可能となり、通常の制作コストの半分以下に抑えることにも成功しました。これにより、クライアント様のご要望に応えるだけでなく、効率的かつ経済的な制作プロセスを提供することができました。

AI動画生成ツール「Runway Gen-3」活用
令和6年(2024年)大阪天神祭・船渡御

APPROACHアプローチ

クライアントの要望をAIで形に!船サイネージ映像制作のプロセス

今回の課題解決にあたり、AI動画生成ツール「Runway Gen-3」を活用し、効率的かつ迅速に映像制作を進めました。クライアントからの「火と水が混ざり合い、回転するような映像を作りたい」というリクエストに応じ、AIによる動画生成を採用することで、短期間で多様な映像表現を試みることが可能となりました。

具体的には、「火と水が混ざり合い、回転する」というコンセプトをAIに伝えるために、プロンプト(指示文)を設定し、約20〜30種類のパターンを生成しました。その中からクライアントのイメージに合った映像を選び、さらに微調整を加えながら最適な仕上がりに向けてすり合わせを行いました。

このアプローチにより、限られた時間内で柔軟にさまざまなクリエイティブアイデアを試すことができ、短期間での制作にもかかわらず、クライアントの要望を満たす映像を完成させることができました。また、AI生成の特性を活かし、通常の制作方法では難しい表現も可能となり、伝統的な要素を持ちながらも斬新でダイナミックな映像を実現しました。

MEMBERメンバー

ディレクター / 映像制作 土居 啓介