CASE STUDY

江戸の町並みを駆け抜けるVR体験。「バーチャル江戸マラソン」のユーザー体験を高めるグラフィック&空間配置デザイン

江戸の町並みを駆け抜けるVR体験。「バーチャル江戸マラソン」のユーザー体験を高めるグラフィック&空間配置デザイン

OVERVIEW概要

江戸と現代をつなぐ、新感覚のVRランニング体験

「バーチャル江戸マラソン」は、VRゴーグルを装着し、手を振る動作に合わせて進みながら、江戸時代の町並みや名所を駆け抜けるような感覚を楽しめる体験型XRコンテンツです。スポーツと文化、デジタル技術を組み合わせ、VRならではの臨場感で江戸の町を体験できます。

本プロジェクトでは、株式会社STYLY様がシステム構築およびメイン開発を担当。トンガルマンは制作協力として参画し、体験者がVR空間に入ったときの「見え方」に着目して、グラフィックやオブジェクトの配置、空間全体の演出をブラッシュアップしました。

ASSIGNMENT課題

VR空間に入った人が、どう見るかを考える

STYLY様の設計をもとに、実際にVR空間へ入った体験者がどのように世界を感じるのかを考えながら、空間の見え方を調整していく必要がありました。
特に、子どもから大人まで幅広い層が体験する展示コンテンツであるため、情報を詰め込みすぎて視覚的なノイズを増やすことなく、江戸の町の賑わいや楽しさを感じてもらえるバランスが重要でした。
また、VR空間を走りながら体験するコンテンツだからこそ、通常の画面上で見る3D空間とは異なる視点やスピード感を考慮した配置設計が求められました。

OUTCOME成果

どこを見ても江戸の活気を感じられる空間へ

人物グラフィックの追加や、遠景・近景におけるオブジェクトの配置調整、視線誘導を意識したレイアウトの見直しなどを行い、VR空間全体の見え方を整えました。

人物の表情や配置角度、通り沿いの賑わいなど、細かな部分まで調整することで、走っている途中に周囲を見渡しても江戸の町らしい活気を感じられる空間を目指しました。
単にオブジェクトを配置するのではなく、体験者の視線や走るスピードに合わせて空間を設計することで、VR空間に入った瞬間の没入感と、実際に町を走っているような一体感を高めています。

江戸と現代をつなぐ、新感覚のVRランニング体験
VR空間に入った人が、どう見るかを考える
どこを見ても江戸の活気を感じられる空間へ
「見え方」を確認しながら、細かな調整を積み重ねる

APPROACHアプローチ

「見え方」を確認しながら、細かな調整を積み重ねる

今回の制作では、実際にVR空間に入った体験者の目線を意識しながら、空間内のオブジェクトや人物の見え方を一つひとつ確認しました。
遠くから見たときと近づいたときでどのように見えるか、走りながら視線を動かしたときに何が目に入るかなど、体験中の視点を考慮してレイアウトを調整。視線の流れを妨げるものは位置を見直し、反対に町の賑わいを感じてほしい場所には人物などのグラフィックを追加しました。
また、VR酔いにも配慮しながら、視覚的な情報量と空間の賑やかさのバランスを検証。株式会社STYLY様の開発基盤と連携し、実際の体験を想定した調整を重ねました。

こうした細かなブラッシュアップを積み重ねることで、江戸の町並みをただ「見る」のではなく、走りながらその世界に入り込めるような空間づくりを行いました。

MEMBERメンバー

アカウント 片山 弘樹
ディレクター 吉澤 弘尊 / 岩崎 桜子
デザイナー チン カビン
エンジニア 藤本 健多 / 上坊 みさと