1ピクセル単位のこだわりが生む2m超えのペッパーズゴースト
本プロジェクトでは、課題を解決するため以下のアプローチを実施しました。
昼間でも視認性を確保するため屋外用LEDモニタを採用
ペッパーズゴーストを成立させるため、装置の大きさや使用する機材の選定を慎重に行う必要がありました。
プロジェクターでは明るさが不足する懸念があり、モニターでは大きさや明るさに制約がありました。その結果、昼間でも視認性を確保できる屋外用LEDモニタを採用。
また、反射用のアクリル板には3mほどの大型のモノを使用し、演出の成立を図りました。
映像と造作物の位置調整を徹底的に行い、自然な見え方を追求
映像と造作物を自然に融合させるため、クリスマスツリーや街並みの木の部分を造作物で作成し、イルミネーションや馬の動きなどを映像で表現。これらを一致させるため、表示範囲を格子で測定し、映像内で木の位置や大きさを再現。さらに現地での投影テストを繰り返し行い、最終的には1ピクセル単位で位置や大きさを調整しました。