一点突破を目指すトンガルマンの活動領域は、日本だけにとどまりません。外国人エンジニアや英語に堪能なスタッフが在籍するだけでなく、ベトナムに子会社を設立するなど世界規模で突き刺さる活動を行っています。
その一環で、フランスからのインターン生を迎え入れることにもなりました。当初は来日した上でのインターンシップを調整していたものの、このご時世のためにリモートインターンになりますが、国境を超えたテクノロジーの協業や若い感性による刺激など、お互いにシナジーが生まれる日々を送っています。
そんなフランスからのインターン生ナウフェルさんにお話を聞きました。
ナウフェル・バシャ
データサイエンスとAIを専攻で学ぶ、フランスの大学生。
日本のアニメやゲーム、お寺や自然に興味があり、将来的に日本で働きたいという気持ちもある。
将来を見越して、日本人のことを知るためにインターンへ。
――日本でインターンを始めたきっかけと今の業務内容を教えてください。
フランスの大学では、ある時期になると特定の期間を企業で働くインターンシップの制度があるんです。働き先はフランス国内でも海外でも自分で自由に選べるんですが、自分は海外で経験を積みたいと思っていました。
海外の中でも、日本の文化や新しいテクノロジーが好きだし、機会があれば将来そこで働きたいとも思っていたので、今の間にそういう繋がりを持っておくのもいいかもなと思ったし、日本人のことを知る良い機会だと思ったので日本でインターンをすることに決めました。
いまはトンガルマンのいくつかのプロジェクトに関わらせてもらってて楽しいですね。
・Pythonを活用したwebスクレイピング
・Unityを使ったレトロゲームのリメイク
・Flutterを使ったモバイルアプリの制作
など、基本的なことは教えてもらうところもあるんですが、自分で勉強しながら何を作るか決めたりして進めています。
フランスでインターンをしている友達はひとつのプロジェクトの中でひとつの課題をずっとやっている人もいるみたいですが、それだと毎日ルーティンみたいになってしまいそう。
トンガルマンでのインターンみたいに、毎週違うことをやってたくさんのことが学べるのはいいですね!
――いまやっている業務は大学での専攻とリンクしているんですか?
大学ではデータサイエンスとAIを専攻していて、インターンで扱っているUnityやFlutterは直接的にはあまり関係ないかもしれない。でも、プログラミング言語の習得に役立っているし、アルゴリズムのロジックを組み立てることにつながると思います。
データサイエンスは数学とか統計学も含んでいるのでゲームを作るにしても必要だし、役に立つ範囲も広いですからね。
緻密なデザインで成長を感じさせる日本のアニメが好き。
――日本の文化が好きとのことですが、どんなところが好きですか?
いろいろあるんですが、秋葉原みたいなアニメやゲームのような世界も好きだし、京都のような自然も好きですね。寺院や森があるのも良い。
それに電車でいろんなところに行けるのがおもしろそうだと思いました。
YouTubeで、電車に乗って日本中の自然を旅してまわっている人の動画を見て、その風景はとても美しく、リラックスできそうだと思ったんです。
将来は僕も同じように、都会から離れた小さな村を見つける旅をしてみたいですね。
――ちなみに、どんなアニメが好きですか?
NARUTOやONE PIECEはフランスでも大人気のビッグタイトルだけど、僕は見たことないんです。僕が一番好きなのは進撃の巨人かな。
あとはDEATH NOTEとかHUNTER×HUNTERも好きですね。
フランスにもアニメはあるけど、キャラクターデザインは日本のデザインの方が非常に緻密で複雑だと思う。例えば、ベルセルクとか。
日本アニメのディテールの書き込みはすごいと思います。
――ダークなアニメが多い気がするけど、暗い話が好きなんですか?
ちなみに妹はジブリが好きですよ。幸せな物語が多いからね。
でも、僕は登場人物が物語の中で成長していくのを見るのが好きなんです。
東京グールとかも、最初は弱かった主人公がだんだん強くなっていく。
暗い話が好きっていうわけじゃないんですが…成長の過程のために結局暗くなってしまうということなのかな。
学生に対してもレスポンスが早くてびっくり。
――日本のテックカンパニーの中でもトンガルマンを選んだ理由を教えてください。
最初は他の企業に応募しようとしてたんですが、大学のインターン期間とその企業のインターン期間のスケジュールが合わなくて、他のところを探さなきゃいけなくなったんです。
そんな時に幸運にもトンガルマンをリンクトインで見つけました。
Webサイトに載ってたトントン相撲とかの実績もクールだと思ったし、元々行こうと思ってた会社よりも興味深くて自分の将来に関係がありそうだと思えました。
それでインターンしたいってメッセージを送ったんですが、すぐにzoomのURLが送られてきて、軽いインタビューがあってトントン拍子に進んでいきましたね。
フランスの学生に対してもレスポンスが早かったし、とにかくスムーズに進んでびっくりしましたよ。
他の会社からだと連絡しても返事が来なかったり、返事は来るけど慎重だったりするところもあったので。
――日本のテクノロジーで優れている点があると思いますか?
技術面での比較はよくわからないんですが、日本は安全だと聞いてます。
カフェに行って荷物を置いたままトイレに行っても、何ともないんでしょう?フランスだと考えられない!
本当は日本に行ってインターンする予定だったから、そういう安全な場所で働きながら学べるってことは非常に大きい要素でしたね。
トンガルマンのフランス支社の第一歩に?
――インターンが終わった後の将来象はありますか?
フランスでは大学卒業後のデータサイエンティストは銀行とか保険会社みたいな金融業界に勤めることが多いんです。でも、僕はテックカンパニーに勤めるのも興味があるし、ヘルスケアとかスポーツ、医療と連携して新たな病気を発見するAIを開発したりとか、人の役に立つことに興味があるからそういう分野に進めるといいなと思っています。
――将来フランス支社ができた時のためにトンガルマンの名前を広めておいてください。
Sure!
海外でインターンした学生が企業を学校に紹介できる制度があるから、まずは今後日本でインターンしたい学生たちにも紹介できるように登録しておきますよ。
そんなにたくさん来られても困るかもしれないけどね。