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# カルチャー・キャッチアップ

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トンガルメンバーでオンラインハッカソンに参加したお話。

HoloLens2を使ったハッカソン「HoloHack」

早いものでもう8月、少し前の出来事を振り返りまして
1つTOPICSをご紹介します。

3月某日HoloLens2を使ったハッカソンがあるという情報を聞きつけ、
私アカウントプランナーの大淵とエンジニアのリチャード2名で
Osaka HoloLens Hackathon Online 2021 に参加してきましたー!

ハッカソン(Hackathon)とは・・??

ハッカソンは、ハック(hack)とマラソン(marathon)を組み合わせた造語とされ、 プログラマーや設計者などのソフトウェア開発の関係者が、 短期間に集中的に開発作業を行うイベントを指します。

1日から長い場合は数日の日程で開催されることがあり、 参加者は、個人で作業をする場合もあれば、 目標に対してチームを作って作業を行う場合もあります。 また、実際に使用されることを目的としたソフトウェアの開発や改善を行う場合だけでなく、 特定のプログラミング言語やテーマに沿って教育、 学習や普及促進を目的に実施されることもあります。

引用元:ハッカソン(hackathon)とは
https://www.nic.ad.jp/ja/basics/terms/hackathon.html

HoloLens(HoloLens2)とは?

「HoloLens」はワイヤレスで頭につけるタイプのホログラフィックコンピューティングです。

自分がその場にいながらバーチャルな空間と融合した世界が体験できます。

例えると、スマートフォンなどの画面を通してでないと見えなかったものが、わざわざ取り出さなくともジェスチャーや音声で呼び出してそのまま目の前に浮かんでいるような世界です。

マイクロソフト社のOS、Windows10が搭載されており、インターネットやいくつものアプリケーションが操作可能です。

引用元:「HoloLens(ホロレンズ)」ってなに?マイクロソフトのMRデバイス特徴まとめ
https://www.moguravr.com/holorens-mr-matome/

私たちが参加させていただいた
Osaka HoloLens Hackathon(HoloHack)」は
大阪駆動開発さん主催で5年連続で開催されているハッカソンです。

今年はコロナ禍ということもあり史上初のオンライン開催となりました。

ハッカソンのスケジュール

2021.03.06 チームビルディング
 ↓(開発)
2021.03.11 中間発表
 ↓(発表へ向けて時間の許す限り開発とテスト)
2021.03.14 成果発表日

2021.03.06初日/自己紹介とアイディエーション・チーム分け

まずZOOM上で運営の方がイベントの説明とみんなにご挨拶。

参加者の中でアイデアがある人は、持ち寄ったアイデアを発表し、
まずは発表されたアイデアを軸にチームビルディングが行われました。

具体的なチームビルディングの流れとしては、

ZOOMのメインルームを運営用とし
各案ごとにZOOMのブレイクアウトルームが割り振られ
そこで案を出した人と会話をしたりしながら参加チームを選ぶ
チームをくっつける、解体する
もしくは1人チームで己の道をいく

という感じです。

ちなみに私のアイデアを簡単に紹介すると
・リアルスプラト〇ーンみたいなやつ
・ジ〇ジ〇のスタンドつかいみたいなやつ
でした。

案を出した直後。
私は大きな問題に気づきました。

出典:https://chojugiga.com/

今回でいうと、各案1つずつブレイクアウトルームが割り振られるので
基本的には案を出した人がルームにいる必要があります。
つまり「2案出す」とルームが「2つ」できてしまう。\_(・ω・`)ココ重要!

私は1人。
部屋が増えても私は増えません。

出典:https://chojugiga.com/

ここで急遽焦った私は、2案を掛け合わせ、
1案にまとめた上でブレイクアウトルームで待機。
「一緒に組んでもいいよ!」と言ってくれる人が来てくれることを
ただひたすら祈りながら待ってました。

引用元:https://chojugiga.com/

ブレイクアウトルームで待つ時間は、孤独と不安で変な汗がでそうでした。
いや、多分でてました。

「一緒にチームを組んでくれる人は現れるのだろうか、もしやこのまま誰ともチームを組めないんじゃないか・・」
(※注意※案を取り下げて、他のチームへも参入可能です)

今後の運命を不安を感じながらZOOMのブレイクアウトルームで独り待っていると・・・

なんと・・・

なんと・・・・!!

トンガルメンバーのリチャードが来てくれたんです・・!

「社内メンバーかよ!」って思われちゃうかもしれませんが、
特に約束をしてた訳じゃないんですよ!(感謝!)

その後、さらに北海道のエンジニアさんがチームに参加をしてくだり(感謝!)
無事3人メンバーでチームを組むことができました!(涙)

初日後半はチームでどんなものを作るのか話し合い、全体に概要を発表し終了。

これが私たちチームの発表資料です。

ここからがハッカソンの始まりです。

私たちのチームは、

花を咲かす
陣取りゲーム
対戦

というキーワードのもと

コンテンツ名:MY!Flowers

というプロジェクトが動き出しました。

余談ですが、今回ゲームのメインオブジェクトを「花」にした理由は、

HoloLens2的にスプラト〇ーンのように空間上に素早くオブジェクトの描画を行うよりも、花を置くような少し時間にゆとりがある動作のほうがスムーズにできるのではないか?というリチャードの意見を取り入れ、今回花をゲームのメインオブジェクトとしました。

2021.03.11 中間発表/進捗共有

2021.03.11 中間発表までの開発についてはGitとSlack、ZOOMを使いながら意見交換をしたり、問題点などお互いの状況を伝えながら開発をすすめました。

進捗を共有するための中間発表のタイミングでは、今後の締め切りまでの開発スケジュールと、やること・やらないことを整理し、その時点でできている実装内容をunityのエミューレーターをキャプチャして提出しました。

2021.03.14成果発表

当日の朝、
メンバーに最終データをビルド&実機(HoloLens2)を使ってプレイ画面をキャプチャしてもらい、発表用の動画にまとめて資料の最終仕上げ。
それまで「楽しみまーす(ง ᵕωᵕ)ว♪」とか軽いノリ風で言ってた私ですが

めちゃめちゃ本気でした。

普段の資料作成よりも。

エンジニアさん達が頑張って作ってくれた作品をいい形で発表したいじゃないですか!( ;∀;)
発表時間5分の中に発表内容をおさめるべく、ギリギリまでひたすら練習。

そして発表の時を迎えました。

企画の背景について

「MyFlowers」

開発スタート時、まず「どんなものを開発したいか?」とメンバーの意向をきたところ「非日常的な楽しみ方ができるもの」「ストレス発散」などのキーワードがあがりました。

そこでこれらのキーワードから、今の私たちの日常はコロナ禍であること。stayhome・不要不急の外出自粛要請など、制限のある生活によってストレスが増えていることを、再認識し、HoloLensを使うことで日常体験を「新しい生活様式」として楽しむことができないかと考えました。

コロナ禍における生活の変化についての考察

コロナ禍における生活の変化の傾向として、「外出ができない」「在宅勤務に対する疲れ」「(限定された空間内の)子供のお世話」など心身の疲労や、ストレスの増加傾向がみられました。

引用元:■7割以上が「おうち時間の中でストレスが増えた」と回答 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000019904.html

さらに調査を進めていくと私たちはコロナ禍における注目すべき2つの傾向を見つけました。

コロナ禍における注目の傾向①

「ゲームがすごく売れた」

引用元:任天堂、巣ごもり需要で大幅な増収増益 Switch好調、ダウンロード販売やサブスクも伸長 https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2008/06/news152.html

コロナ禍における注目の傾向②

「花を飾りたい人が90%も増加した」

引用元:今、自宅に花を飾りたい人が90%も!「STAY HOME with FLOWERS」から「ENJOY HOME with FLOWERS」へメッセージをシフト https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000054763.html

アプローチについて

私たちはこの2点に注目し、

「これらの傾向を組みあわせると何か面白いものができるのでは・・?」

と考えました。

家の中で楽しめて、
花を飾れて、
ゲーム性のあるコンテンツ、

新しい生活様式が求められる今、

「ゲームは画面の中だけじゃない」「花は飾るだけじゃない」

そう思った私たちは、HoloLensによる空間認識を活用した、花を咲かせるMR(Mixed Reality)バトル「MY!Flowers」をコロナ禍でもストレス発散ができる体験として、提案をすることにしました。

また、ここからは少し先の話になりますが、今後も長期化が予想される人々の自粛生活おいて、
「生活不活化病」というこころやからだの機能が低下する状態になることが懸念されています。
将来的にこの「MY!Flowers」は、生活不活化対策としても活用できるコンテンツになるのではないかと、こっそり期待をしています。

引用元:コロナ禍、生活が不活発になっていませんか? https://www.masuda-med.or.jp/ishikai/info/1588/

開発ポイントと技術要件について

「HoloLens2」の活用ポイント

今回のハッカソンのメインテーマであるHoloLens2の活用について、

  • 現実空間にマッピングして目の前の空間をバトルフィールドに変える
  • ハンドジェスチャーを使って空間上の好きな場所に花を咲かせる

この2点をHoloLensの活用ポイントとしました。

→空間認識を使い、花を咲かせるMR(Mixed Reality)バトルの実現

コンテンツの仕様

  • プレイヤーの花の色:赤
  • CPUプレイヤーの花の色:黄
  • ハンドジェスチャー:
    1. ・右手で指をさすと、レイキャストした場所に花を咲かすことができる
      ・左手で指をさすと、レイキャストした場所にある相手(CPU)の花の色を変えることができる
  • ゲーム起動時の設定画面で難易度調整ができる
  • ハンドジェスチャーでスライダーを動かすことができる
  • AIを搭載したCPUの強さを変えることができる=花を撃つ頻度の変化

ゲームの勝敗について

●プレイ時間が終了するとお互いの花が爆破しながらカウントし、花の数に応じて勝敗が決定する。

開発ポイントについて

対戦部分にAIを使ってシングルプレイの対戦を実現し、空間マッピングについてはSpatial mapを使用しました。
対戦システム部分についてはFSMシステムを使い、スタート画面・プレイ画面・結果画面と、ゲームが遷移をさせています。

ゲーム内にヘリコプターの形をした敵ユーザー(CPU)が登場しますが このCPUにはAIを搭載しました。

CPUは移動中に ユーザーとの間に邪魔なものがないかをレイキャストでチェックしますもしも邪魔なものを発見すると、花を撃ちながらさらに別のルートに移動をしていきます。

今後の展開について(イメージ)

Photonを使ったユーザー同士の対戦です。
現時点のMR対戦案としては

①2m×2m(仮)で空間を区切ってほぼ同じような条件でプレイする
②空間スキャンによるお互いの現実空間の差分もゲームに盛り込む

個人的には②にチャレンジしたいですね。
せっかくのMR(Mixed Reality)なので、お互いの空間情報までゲームに使えたらきっと面白いと思います。

結果発表

全チームの発表を終えたあと、賞の発表があり、
ありがたいことに私たちはMicrosoft賞をいただくことができました。

Osaka HoloLens Hackathon2021(HoloHack)に参加して

今回のOsaka HoloLens Hackathon2021(HoloHack)は史上初のオンライン開催ということで、 私もどんな風に参加者と出会えるのか、どんな風にチームができるのか、どんな風に開発がすすむのか・・・と全てが未知でしたが、 オンラインだからこそ、地域を越えた出会いがあり、海外から見学された方もおられたりとオフラインでは簡単に得られないような出会いがありました。

そして今回ほぼ全チームがハッカソンを完走しましたが、 これには運営のみなさんの運営方法やサポート体制などが万全だったことや、 私の参加したチームでいうと、メンバーがGitやSlack、ZOOMでコミュニケーションをとることができたおかげだと改めて感じています。

実機確認についても、北海道のチームメンバーに実機テストをお願いし、現地のサポートの方とも連携してくれたことで無事実機で動くプロトまでをつくりきることができました。
コロナ禍でイベントや交流会などがオンライン化し、新たに人と知り合う機会が減ったように感じていましたが、今回のハッカソンではオフライン時と変わらない濃度で人と知り合うことができたように感じています。

大阪駆動開発を始めとする運営のみなさん、メンバーに感謝です。
本当にありがとうございました!
また機会があればチャレンジしたいと思います(´>ω∂`)☆


【トンガルマンのHoloLens2を使った開発事例】
京都橘大学オープンキャンパス体験用MRコンテンツ「FUTURE CLASS」

京都橘大学が2021年、新学部設立に伴い、HoloLens2を用いて大学に纏わるコンテンツを構築しました。
利用シーンとしては、オープンキャンパスに来た学生にMRデバイス、HoloLens2を装着し、未来の体験をしてもらいます。
また民間企業をはじめ、大学、高校とMR、HoloLens2を活用する前例がまだ少ないことから学校としてのPRにも繋がりました。

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